極光のアスラウグ

Character

アーチャー

Archer

真名アスラウグ。最後の戦乙女(ワルキューレ)。
竜殺しの大英雄シグルドと戦乙女の長姉ブリュンヒルデの娘。亜種二連聖杯戦争にて現界するも、かつての伴侶ラグナルを覚えておらず「知らない」と断言する。

バーサーカー

Berserker

真名ラグナル・ロズブローク。
ヴァイキング戦士にして運命の戦士の魂(エインヘリャル)。
亜種二連聖杯戦争におけるクラスはバーサーカーだが、狂化スキルのランクは相当低いと目される。二十一世紀現代の知識に疎い。

レミナ・エルトフロム

Lemina Eltfromm

亜種二連聖杯戦争に挑む年若き魔術師。
アーチャーとバーサーカーから成る《組(バディ)》を率いるマスター。聖杯大戦を経て解体された旧ユグドミレニア一族に属していた家系の出であり、太祖ダーニックを敬愛している。

ランサー

Lancer

真名パーシヴァル。伝説の騎士。
世界に広く騙られる騎士王アーサーのもとへ集った円卓の騎士の一員。円卓第二席。アーサー王の槍ロンゴミニアドとは異なる、もうひとつの聖槍ことロンギヌスの所有者。

イストーレ兄妹

Istorre Bros.

亜種聖杯戦争に参加する二人組の魔術師。
スペイン出身。ランサーとライダーから成る《組(バディ)》を率いるマスターが兄ガガムであり、妹メメルは兄のサポート役。本当の兄妹ではなく、曾祖父を同じくする曾孫同士。

ブラギ

Bragi

九世紀北欧の人物。
流浪を好む詩人。名は、北欧の大神オーディンの子である詩神ブラギにあやかってつけたもの、とのこと。ラグナルの古い友人であり、アスラウグ(クラカ)の噂を彼に伝えた。

ラゲルサ

Lagertha

九世紀北欧の人物。
ラグナルの元妻であり、盾の女、盾の乙女とも呼ばれるヴァイキングの女戦士。現実的な性格だが、古き神秘への理解と実感はラグナルよりも深い。

シンフィヨトリ

Sinfjötli

九世紀北欧に顕れた人物。
アスラウグの父シグルドの異母兄であり、かつて神代にて一度死した存在。現在の彼は、大神オーディンのルーンを受けて狼の肉体へと憑依した、一種の亡霊なのだという。

Book

  • Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ 1

    Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ 1
    亜種二連聖杯戦争

    時に九世紀、北欧。スカンディナヴィア半島。
    魔銀の大竪琴を揺籃として眠りに就き、永き時を経て目覚めた少女を待ち受けていたものは、神々なき人類史の世界だった。
    少女の名はアスラウグ。竜殺しシグルドと戦乙女ブリュンヒルデの娘。
    息を潜めるようにして生きる少女の日々は、ある時を境に一変する。
    それこそ、恐れるものなきヴァイキングの勇士にして未来の王、ラグナル・ロズブロークとの出逢いだった。

    そして西暦二〇一X年、北欧はノルウェー首都オスロ。
    史上初の魔術儀式である亜種二連聖杯戦争において、アスラウグとラグナルは共に、殺し合うための神秘の兵器(サーヴァント)として召喚される。

    それは、奇しくも──
    最後の戦乙女(ワルキューレ)と最後の勇士の魂(エインヘリャル)の、千年を経た邂逅だった。

Outline